万 博 日 記

雑記ブログ

551がある時

これは僕がまだ大阪に住んでた時の話。

バイトの帰り、南海の難波駅で電車が発車するのをiPhoneいじりながらボーッと待っていた。

夜だったので残業終わりで疲れきっているサラリーマンが続々と電車の中に入ってきた。

あっという間に席はサラリーマンで埋め尽くされた。

そこに一人のリュックサックを背負ったオッサンが入ってきた。

手元を見ると551と書かれた紙袋が。

「あ、豚まん」

僕はその時、その程度にしか思っていなかった。

発車数分前、おっさんは、その紙袋をガサゴソし始めた。

嫌な予感がした。

手元を見ると白い物体が。

そう。

豚まんだ。

肉まんではない。

豚まん

周りの目を憚(はばから)ず、そのまま口の中へin。

その瞬間、電車の中は一瞬にして豚まんの匂いで充満した。

肉まんではない。

豚まんだ。

豚まんの匂いは食卓ではいい匂いだが、電車の中では強烈に臭く感じる。

はっきり言ってテロだ。

電車は満員。

疲れきったサラリーマンの加齢臭も合わさって臭さが増す。

すぐさま、隣の車両へ移動した。

美味しいのは分かる 

僕も大阪人なので豚まんが大好きだ。

母親に高島屋に連れてってもらった時は必ずと言っていいほど豚まんを買っていた。

しかしだ。

電車の中で食うのはどう考えてもアカンやろ。

密室やっちゅうねん。

どうしても腹が減ってたのだろう。

でもアカンもんはアカン。

大阪の電車全てに「痴漢は犯罪です」と同じテンションで「車内で豚まんを食すのは犯罪です」っていうシールを貼り付けといて欲しい。

割と本気で。

 

ファーストフード感覚で食うもんではない

あと覚えているのは欧米人が歩きながら豚まんを食べてる。

確かにハンバーガーみたいで食べやすいけど、豚まんを歩きながら食ってる大阪人見たことない。

家帰ってからチンして食べる。

これがスタンダードかと。

スターバックスのなんちゃらフラペチーノじゃないので歩きながら食べるのはやめて欲しい。

 

豚まんが大好きやからこそ 

 

 

豚まんは大阪名物で、お土産に非常に人気です。

めちゃくちゃ美味しいです。

僕も大好きで、大阪に帰ると食べたくなります。

でも豚まんを食べる時は最低限のマナーを守ってお食べください。

ちなみにカラシは付けすぎると鼻がもげます。

以上、「551がある時!」に初めて笑顔にならなかった話でした。